北海道で絵を描いているカトウタツヤのwebサイト 1500ccドットコム

カトウタツヤのアート作品と活動の紹介サイトです。デッサンの描き方や絵画に関する記事も

基礎力としてのデッサン

      2017/01/04

絵画教室などで長年絵を習ってきた人と話をすると「もう10年以上習っているけど、デッサンを描いたことがなくて…。」とか「デッサンを描いたこともないし、描けないので自信が持てない」という話を聞くことがあります。
絵画教室でも趣味で描く人向けには、技術の修練的な意味でのデッサンは(必ずしも面白いだけのものではありませんので)あまり教えたがらないのかもしれません。

ただ、カトウ個人としては、絵の基礎力をつけるという意味では、デッサンは一番手っ取り早い方法じゃないかなぁと思っています。

なぜか。それは、すでに方法が確立しているから。

 

自分の独自の感性と表現方法にあった基礎力となると、絵の描けない人が1から研究と研さんをして、それこそ2・3年部屋にこもりストイックに何枚も何枚も描き続けて…それでようやく光明が見えればよいですが、ほとんどの人はそんなに自分へ厳しくできるものでもないですので、趣味の域を出ないでしょう。

 

しかし、デッサンという、すでにある程度方法が確立されており、書籍や資料などたくさんある方法をとれば、最低限、何を学び取ればよいかがわかるため続けることは容易でしょう。

例えば鉛筆や、木炭でデッサンをする場合に表現すべき要素を考えると…

  • ボリューム
  • 質感
  • 明暗
  • 彩度(単色だけどこれも重要)
  • 構図
  • 空間把握

など、ちょっと思いついたことをさらっただけでも、単色にもかかわらず、絵や彫刻や、建築にだって必要と思われる要素が洗い出されました。
極端な話ですが、このようにデッサンを構成する要素をすべて割り出して、それらを表現として一つ一つ修得していけば、客観的に見てそれなりの技術を得たといえるのではないでしょうか(もちろん真に表現として考えると終わりのない長い旅となるでしょうけども)。

※余談ですが、カトウの場合ですが、大学受験にはこのやり方はすごく有効でした。 私は受験デッサンはこういう考え方で描いてました。

例えば自分の今の課題は「ボリューム感のとらえ方が弱い!」と思えばそれができるまでそこを目標に描き、それが「できた!」となると次の課題へという感じです。

先生にはカトウの絵は毎回画風が変わるといつも小言を言われてましたが…。

要は、漫然と「カッコよく描く」のではく、毎回目的意識をできるだけ明確に持つとよいということです。

 - 初心者のためのデッサン描き方講座, 始める前に