イーゼルについて
2017/01/04
イーゼルは絵を描く際、カンバスやカルトンなどを立てかけ固定して使うもので、画架とも言われます。
デッサンやタブロー、外でのスケッチなど、いろいろな場面で使えるため、一つ持っていると何かと役立つものです。
種類
大きくH型イーゼルと三脚型イーゼルの2種類に分かれます。
●H型イーゼル
読んで字のごとく正面から見るとHのように長方形をしています。
安定が良いですが、あまり小さく折りたためるタイプの物は少ないようです。
いわゆるアトリエイーゼルというような大型のものになると、ある程度アトリエのサイズも広くないと場所をとりますし、また値段も張りますので、趣味程度ではあまり使うことはないかと思います。
※右のタイプは、おいてある絵の高さを、イーゼルについているハンドルを回すことで調整できて、大作などを描く時は重宝なんですけどね。悲しいかな貧乏絵描きの狭い部屋にはでかすぎて・・・。
三脚型イーゼル
こちらも読んで字のごとく三脚タイプのイーゼルです。
正面から見ると二等辺三角形もしくはハの字をしています。
このタイプはH型イーゼルより軽量で、折り畳みにも向いており、アルミ製の携帯用折り畳みイーゼルもたくさん出ています。安価なものも販売されています。
室内はもちろん、野外での制作でも使うとするとこのタイプでしょう。
もし私がこれから絵を描きたい人に、どんなのを買ったらよいか相談された場合は、こちらをお勧めします。
値段はほんとにピンキリですので、一度画材屋さんに見に行くとよいと思います。
お店によっては高めの物しか置いていないところもありますが、安いグレードの商品も確かにありますので、自分の欲しいグレードの商品がない場合は、お店の人とよく相談して決めてくださいね。(一度買ったらそうそう買い替えるものでもないですので)
ちなみに私はアルミ製の折り畳みイーゼルを学生の時に買い、いまだにそれを使っています。その時は確か5000円以内で購入したように記憶しています。