描きやすいイーゼルポジション
2017/01/04
デッサンに限らず対象を見て絵を描くときに重宝するものとしてイーゼルがあります。
これがあれば自分が描いている絵とモチーフの比較が容易になります。
デッサンを習ったことがある人ならおなじみのアイテムの一つでしょう。
このイーゼルですが、置き方を少し気にするだけでグッとデッサンを描きやすくなります。
ここページではイーゼルを使って絵を描くとき知っておくと便利な知識を2点紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。
今回は右利きの人を対象とします。
まず1点目です。
モチーフに対して体を正面に向けてデッサンを始めますが、その際イーゼルを置く位置は体に対して右側に置きます。
これを左側に置いてしまうと、デッサンを描くために伸ばした手とモチーフを見る目線がクロスしてしまい、結果として、モチーフを見ながら描くには首を無理にひねって苦しい姿勢で描かないといけないということになります。
もう1点は腕を伸ばせる距離を取るということです。
これは、モチーフの形を取る際、比率や角度をとるときに、腕をまっすぐ伸ばしてとることで、狂いが生じにくいということに関係します。
モチーフの比率や角度などを正しく図ってもそれを紙に写すまでに、腕を伸び縮みさせることでずれが生じやすくなります。
ですので、できるだけ紙に持ってくるまで、そのままの形で移動させるためには自分とイーゼルまでは腕をまっすぐ伸ばしたくらいの距離があると都合がよいというわけです。
実際体を使って試してみてくださいね。
- <<前へデッサンを描くときの姿勢について
- 1.構図を決める次へ>>