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(たぶん)簡単!人の顔の描き方:正面編

      2017/01/04

正面から見た、人の顔の描き方を紹介します。
今回は、モデルなしで、なにも見ずに描くための方法の紹介となります。

人体の各パーツにはそれぞれ平均的な比率があります。
その比率に基づいて描くことで、ある程度それらしく描くことができます。

もちろん人によってその比率には違いがありますが、その平均値を知ったうえでモデルを見ながらデッサンやスケッチをすると、よりリアリティ
のある表現ができるのではないでしょうか。

それでは手順を紹介。

1 長方形を描く

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まずは長方形を描きます。 そ
して真ん中に正中線を入れておきます。

できましたよね。

2 長方形を三等分してお椀をかぶせる

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その長方形を三等分します。そしてついでに上にお椀をかぶせて顔の基本構造ができました。

3 ベースを描きこむ

それでは準備ができたので、それぞれ顔のパーツのベース要素をはめ込んでいきましょう。

上記の2で三等分しましたが、それらをポイントとして描きこんでいきます。

下から3分の3:髪の生え際
下から3分の2:眉・耳の上部
下から3分の1:鼻の下・耳の下部

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4 残りのパーツを入れる

残りの目・口・耳を描き入れて、それに合わせてあごを入れて完成です。
写真を参考に書き入れてみてください。

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どうでしょう。割と簡単に顔の基本構造がかけたのではないかと思います。

比率をさらに細かく説明していくときりがなく、あまり簡単でなくなってしまいますので、とりあえず比率で描くのはここまでとして、あとはいろんな人の顔を見ながら練習してもらえればと思います。 (ぶっちゃけた話、不自然でなければよいのです)

ここまでは線画でしたが、最後に陰影を入れるとさらにそれらしくなります。

5 (おまけ)陰影を入れる

最後に陰影を入れるとさらにぐっと迫力のある顔面が出来上がるのですが、こればかりはやはり本物の顔を見ながら、どのように影が落ちるかを観察してこそかと思います。

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モデルになってくれる人がいればぜひ本物の人の顔を見ながら。モデルが用意できない場合でも、鏡で自分の顔を見たり、写真の使ったりして見るとよいでしょう。

(おまけ2)

このように基本の構造を知っていると、モデルを見て描く時にも役立ちますが、なれると見ないでも描けるようになります。
たまたま5年位前に描いた落書きがありましたので、こちらも載せておきます。

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(おまけ3)

そのほかにも、漫画的な絵でも顔の構造は同じですので、今回の手順を使い描くこともできるかと思います。

私は漫画を描いたことがないので、下手くそながら描いてみました。

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どうでしょう。

1枚描いたら1枚分。100枚描いたら100枚分上手になります。 ぜひたくさん描いてみてください。

 - デッサンの描き方, 初心者のためのデッサン描き方講座